創花人 佐藤悦枝 創作50周年・神戸展 を拝見させていただきました。
自然に咲く野の花のようにも見えるのですが、全てが造花です。自然と人工の間がゆさぶられます。 少しずつの工夫や手の加え方の積み重ね、出来た花の見せ方などが絶妙なのですが、一番興味が向かったのが、そのスケールのあり方です。造花は一般的には大ぶりになりがちで人が認識しやすいスケールになってしまうのですが、野に咲く小花達のスケールにフォーカスされているところが、独特の世界観つながっているように思えました。和の建築や庭での自然との関係のあり方にも通ずる感じがして見入ってしまいました。
佐藤さんの手から成長するように生まれてくる人工の花達・・まさに、つくりばなびと。
展覧会はトアロード・リビングス・ギャラリーで3月25日まで。