Happy New Year 2022

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。


望居 Full House

UZU architects

望居 オープンハウス 1/15(土)

UZU architectsにて設計監理を進めてきました「望居 Full House」が竣工いたします。
この度、クライアントのご好意により、見学会を催させていただくことになりました。
実際の空間を体験いただける機会です。ぜひお越しください。

日時:2022年1月15日(土) 10:00~18:00
場所:兵庫県神戸市 
概要:専用住宅 リノベーション 鉄骨造

設計:UZU architects
施工:株式会社 山本工務店
           アルミエキスパンドメタル加工 メタルアートヨシムラ


望居 Full House
かつての時間と空間から切り離された場所。
ぽっかりとした街の空気が広がり、そこに子供達の声が響いている。
その街に、箱状の建物を開く。
揺れ膨らむ境界を通して外界が流れ込み、
いまここで無いどこかを望むための楼からあふれ出す光の粒が、
ぽっかりとした街を満たしていく。


*見学を希望される方は、場所等の詳細を送付いたしますので、ご連絡をお願いいたします。
    E-mail 又は、Contact us お問い合わせフォーム「1/15見学会申込み」からお申込み・お問い合わせください。

UZU architects 松井 哲哉 村田 知子       
http://www.uzu-a.com
email info@uzu-a.com
tel 0711-20-8678

Works更新 [ga.la accessory stand]

刺繍アクセサリーブランド「ga.la」の、アクセサリースタンド[ga.la accessory stand]をアップしました。

「ga.la」
https://ga-la-jp.com/

刺繍作家 長野訓子さんから生み出される生命力あふれる植物たち。
アクセサリーの植物と共に、ga.laの世界感を立ち上げます。

ga.la accessory stand
用途:アクセサリースタンド
刺繍アクセサリーブランド:ga.la 長野訓子
スタンドデザイン:UZU
撮影:UZU

詳しくはこちらよりご覧下さい。 UZU [ga.la accessory stand

ga.la accessory stand

刺繍アクセサリーブランドga.la 
刺繍作家 長野訓子が生命力あふれる植物たちを生み出す。
糸と布でできた植物たちは、軽やかで伸びやか。
日本の色を意識した刺繍糸は、発色が美しく上品な艶を纏っている。
その糸の特徴に呼応し、アクセサリーを掲げるスタンドを、
繊細で軽やか、無彩色でマットな艶感のアルミ素材で創る。
各地でのディスプレイ・輸送に対応するために、
軽量化と分割、サイズと強度などを考慮した素材選択でもあり、
サイズは450㎜×177㎜以下のパーツに分解できるようにしている。

アクセサリースタンドは、ディスプレイ用のテーブルから300㎜近く上げ、
その下に商品収納用の自由に使える空間を確保することが求められた。
テーブル状の筒と持ち上げる足のジョイントは、
固定するのではなく抜差しするだけで使える構造としている。
固定せずに、ジョイントの動きを出来るだけ拘束するため、
足のツノを5φのアルミ無垢棒、アルミ板の穴を5φのパンチングとする組み合わせとし、
ほぼ遊びがなく貫通するギリギリの寸法と材料精度のある素材を採用している。
加えて、テーブル状のアルミ筒の上下の厚みを50㎜取り2点支持とすることで、
足とのジョイント部分の角度の遊びを最小化するように設計し、ジョイントの剛性を確保している。
ちなみに50㎜の厚みによる内部空間は、組み立て時に人の手が入る寸法としても検討している。

テーブル状の筒の上に自由に配置するアクセサリーのワイヤースタンドは、
足を指すのと同じ仕様で、上部から差込み2点支持でブレを拘束している。
植物が地中に根を張り空中に自立するように、アルミ無垢材のワイヤーも相似の構造とし、
アクセサリーの植物と共に、ga.laの世界観を立ち上げている。

分割できるそれぞれのパーツは、様々な使い方の可能性がある。
アクセサリーと共に、どのように変化していくのか楽しみである。

Works更新 [木木 Woods]

2021年3月に竣工しました[木木 Woods]をアップしました。

皮フ科千里山クリニック
https://www.senriyama-clinic.com

大阪の丘陵地、千里山。 かつての雑木林「ちさとやま」に迷い込んだような待合。
心地よく、落ち着いた待ち時間も処方の一つ。
お子様からご年配の方までの患者さん、クリニックの医師や看護師さん、共にストレス無く過ごせるように。
そんな想いを形にさせていただきました。

木木 Woods
リノベーション
設計:UZU
施工:0556style
撮影:三木夕渚

詳しくはこちらよりご覧下さい。 UZU [木木 Woods

 

こども手に職図鑑

こども手に職図鑑が発売されました!
「建築家」という職業の紹介として、関わらせていただきました。
たくさんある職業の最初に紹介していただいています。
https://www.seibundo-shinkosha.net/book/kids/51044/

コロナ禍、AI、人が行う職業の意味が問い直されています。
こどもたちが家族と一緒に未来の職業を考える、きっかけになればと思うとともに、
自身も、現在の職業を見つめなおす機会となりました。

これからも、クライアントの言葉や、土地の環境や社会と丁寧に向き合って、
答えを探しつづけていきます。

水中車窓2020

アートイベント「キテミテ中之島2020」に参加し、
フェスティバルタワー13Fスカイロビーにて、「水中車窓」を展示しています。
 



水都大阪の中之島。南北の道路で区切られた島はその形(存在)を認識しにくくなっていました。
そこに京阪中之島線が東西の川沿いの地下に開通したことをきっかけに、
「もし、その電車から川の水中を通して見上げる水面の向こうに街が見えたらどんな景色だろう?」
というイメージをもち、
川の水面に写る街の景色を写真に収めるリサーチをおこなったことがはじまりで、
2015年の春、桜の季節のことでした。

表現としては単純で、水面の写真の天地を逆さまにしただけ。
しかしそこには、今まで見てきた絵画技法が次々と現れていました。

油絵のよう

ペンキ絵のよう


影絵の中に、法隆寺の卍くずしの高欄?
いにしえからの建築の意匠もここにあるのではないか?

パステル画のよう

水彩画のよう


日本画?

象嵌? サンドアート?

金箔?

写真の形態の加工は、一切していません。
人工物は、時代・技術の移り変わりとともにどんどんと変わっていきますが、
それらを、水面をとおしてみたとき、太古から続く人類は、ほぼ同じものを見てきたのではないか?

なぜ、わざわざ、油で絵を描くのか?
なぜ、建築の意匠(文様)は、このような形をしているのか?
なぜ、金箔をはるのか?

全てが、腑に落ちていく気がしました。

アートが、なぜ人にとって必要なのか?
その意味はここにあるといっても、過言ではない気がしてきます。

そんな水面をとおして見る中之島の、ゆれ・にじむ景色は、
これから私たちが進むべき街の姿を見せてくれているようにも思えるのです。