ga.la accessory stand

刺繍アクセサリーブランドga.la 
刺繍作家 長野訓子が生命力あふれる植物たちを生み出す。
糸と布でできた植物たちは、軽やかで伸びやか。
日本の色を意識した刺繍糸は、発色が美しく上品な艶を纏っている。
その糸の特徴に呼応し、アクセサリーを掲げるスタンドを、
繊細で軽やか、無彩色でマットな艶感のアルミ素材で創る。
各地でのディスプレイ・輸送に対応するために、
軽量化と分割、サイズと強度などを考慮した素材選択でもあり、
サイズは450㎜×177㎜以下のパーツに分解できるようにしている。

アクセサリースタンドは、ディスプレイ用のテーブルから300㎜近く上げ、
その下に商品収納用の自由に使える空間を確保することが求められた。
テーブル状の筒と持ち上げる足のジョイントは、
固定するのではなく抜差しするだけで使える構造としている。
固定せずに、ジョイントの動きを出来るだけ拘束するため、
足のツノを5φのアルミ無垢棒、アルミ板の穴を5φのパンチングとする組み合わせとし、
ほぼ遊びがなく貫通するギリギリの寸法と材料精度のある素材を採用している。
加えて、テーブル状のアルミ筒の上下の厚みを50㎜取り2点支持とすることで、
足とのジョイント部分の角度の遊びを最小化するように設計し、ジョイントの剛性を確保している。
ちなみに50㎜の厚みによる内部空間は、組み立て時に人の手が入る寸法としても検討している。

テーブル状の筒の上に自由に配置するアクセサリーのワイヤースタンドは、
足を指すのと同じ仕様で、上部から差込み2点支持でブレを拘束している。
植物が地中に根を張り空中に自立するように、アルミ無垢材のワイヤーも相似の構造とし、
アクセサリーの植物と共に、ga.laの世界観を立ち上げている。

分割できるそれぞれのパーツは、様々な使い方の可能性がある。
アクセサリーと共に、どのように変化していくのか楽しみである。

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