亀岡プロジェクト2010 いよいよはじまります。

場所の美と感性 亀岡プロジェクト2010 
明日、12月17日(金)18:00 より
JR亀岡駅北側に見える、亀岡商工会館 にて
いよいよはじまります。

http://blog.uzu-a.com/?eid=1159320

アート×地域社会×教育を、建築という器でかき混ぜるような実践です。
亀岡地域での初めての試みであり、発芽の状態ですが、
コトの始まりに是非立ち会っていただき、
その動きのワンピースになっていただければと思います。

美術、社会学、学生・・様々な立場での方が関わる実践ですが
今回松井は、地域の建築家として参加させていただいています。

個人的に、地域・建築という立場から見たとき
保津川の水運の歴史の中で立ち現れ、
様々な理由で有効に活用がされにくくなっていた建物が
この機会の中で、地域との関係を持つために「使用が許されたこと」が
とても大きな意味をもつと感じています。

建物は、使われなくなったり、人を招くことが無くなったりしていくと
荒れていきます・・
そこにまた、美しさを見出したりということもあるのですが、
本来建築は、人が使うために造るのが本質ですから
その中で、手入れがされ健全に呼吸する状態が保たれることが
やはり一番だと考えています。


今回、皆様をお招きするにあたり、「お掃除」をしました。







いつから、掃除をしていないのだろう?
ひょっとすると10年以上?
と言うような場所も多々ありました。
今回、大きな建物に少人数で挑んでいるため
全ての場所には到底及びませんでしたが、
部分的に掃除が行われた場所や、そうでない場所、
また、普段この場所に関わられている方々に
「何か」を、感じていただければ、
これも一つの大きな一歩かと考えます。


今回、関係者の方々が確認をする中で、
この建物の建築時期に関して、様々な亀岡の歴史を記した書籍とは
違うかもしれないというような情報も出てきています。
地域の皆さんと、確認・議論をしてみたい内容です。

このように、人が意思を持ち場を開こうとすることで
様々なモノや情報などの交換が始まります。
それが、場が、建築が生きるということです。
ある特異点に、様々なものが集まり、交換され、発信される。
そのような呼吸をすることが、建築の最も本質的な機能だと考えます。

駅前の開発、対岸の農園、河川改修により現れる河川敷など
今後大きく動く可能性のある周辺の要の位置に、この建物は有ります。

健康体を建物が取り戻すことが、
この場所の今までの歴史を見つめなおし
これからの在り方を考えることにつながる
大きな本流ではないかと感じています。

京都学園大学が、
そして私の古くからの友人である藤阪新吾氏の外からの目が与えてくれた機会に、
地域としてどのように反応できるのか?
それらをつなぐような立場になれればと思っています。

いよいよ、明日から現場です。
楽しみです。


Comments

  • 馬渕邦彦

    おめでとうございます。素晴らしい取り組みですね。いつもながらの新鮮で独創的な活動に拍手喝采です。
    12月17日は、別件があり、非常に残念なのですが参加出来ませんが、機会を見つけてお伺い致したく。
    皆様の一層のご発展を!!

  • OKAN

    いつもいつもメールありがとうございます♪
    関東も一気に冷え込みを見せた12月半ば。

    今年もあと二週間。
    あっちゅう間ですが、
    お互いに今年も充実した一年となった様ですね。

    「呼吸」する事。
    建物も人も、様々な物事でも大切ですね。
    常に新しい気持ちで、風通しのいい関係を保てる。

    さっうちも今日はお休みなんで
    大掃除して、空気の入れ替えをするとします。
    昼からはランチして、ショッピングへ~♪

  • 藤阪氏よりこのサイトを教えてもらってコメしています★

    明日参加させてもらいます!
    今からすごく楽しみです。
    建物もなんだか味がありますね。
    すべてを味わって見たいと思います。

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