-
dima
-
船場の水面 senba no minamo
古くからの町割が残り、人々の歴史・文化が折り重なるまち、船場。
かつての道沿いの軒下の位置に「船場建築線」という建築後退線が引かれた。
現れる空間は、道路でもなく建築を建てる場所でもない、
巾2000ミリでふくらみのある曖昧な空間を、再び生み出した。
建築と空っぽの間・・水面のように生き生きと変わり移ろう空間を、既存の建物群がまとうことをイメージしてみる。
例えば薬屋さんが並ぶ道修町なら、医薬神「神農さん」が纏う葉のように緑化され・・
通りに薬草の谷が出来て、街が冷やされたり・・薬草を摘み、お茶や薬膳がいただけたり・・
趣の有る建物が草間に現れたり・・様々な通りで、様々な谷ができていくイメージ・・
用途 : 都市計画提案 /種別 : インスタレーション(展示)/計画地 : 船場
設置 : 船場まつり2012「どっぷり船場じっくりアート展」/主催 : ドットアートコスモ
出品 : UZU+近畿大学建築学部寺川研究室 /撮影 : UZU