Tenderness |  益村千鶴 展


益村千鶴さんの個展を見に、neutron kyotoに行ってきました。




益村さんの絵を、実際に見るのは初体験。

作品に表れる人物は、益村さん自身。


ギャラリーなどを巡っていて作品に最初に出会い、

興味を持ち、過去の作品を知り、ご本人に会う。


そんな、順序もあるのでしょうが、

今回は、どんな絵を描かれるかも知らずに、個展会場ではない場所で初めて会い

その後、過去の作品などを、ネットで拝見し

そして、実物の作品を今回見せていただくという順番でした。


こっちの世界とあっちの世界。

額に入り縁の向こうに広がる別世界を傍観者として覗く・・

普通はそう。




でも、そこをゆさぶられます。


単に絵を傍観者としてみることを許さない

縁内から流れ出し、益村さん本人につづく空気に

からめとられ、つつみこまれます。



不思議な虚実の気配のなかで感じる、痛みとぬくもり・・


初冬の午後にさしこむ自然光のなか

その両義的な感覚は溶け合っていました。



Exhibition information
http://www.neutron-kyoto.com/gallery/10_10_dm/MASUMURA_CHIZURU/index.htm
益村さん本人が、会場におられるのとおられないのとでまた立ち上がる感情が違う気がします。
展覧会は、14日まで。土日は、会場におられる時間があるそうです。詳しくは、下記ブログにて。

Chizuru Masumura blog

http://chizurum.blog52.fc2.com
以前の作品も探してみてください。

neutron kyot
http://www.neutron-kyoto.com/
ギャラリーは、カフェダイニングと併設されています。
空間的にもとても面白いつながり方と質を持っっています。
今回、午後の自然光の時間帯が、最も作品と空間が幸せな関係にあるように感じました。


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