藍茶会

地元の京都・亀岡・保津でとれた藍の葉のお茶を楽しむ藍茶会をするので場のデザインを!
藍茶を作っている知り合いの方からの依頼。ただし、時間も予算もなく、場所や内容は決まっている状態。
中途半端はヤメ。今ここにあるもののみで、条件は全て受け入れて創ってみることにした。

藍の布の幕を一枚張ることで、表と裏の場所を生みだす。
表は茶室、裏は水屋。
濃紺の夜の帳から暖かい色がすっと現れ、お茶をさしだすと、すっと去っていく。
客は、暁に照らしだされた漂う霧に腰かけながらお茶をいただく。

極限まで切り詰めると、一枚の幕を掛けることにもどる。
自然の中に、庭や建築が生まれる瞬間。
振る舞いは美しく見えていただろうか・・


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